人の体内に占める水の比率は、
新生児の場合は80%。
しかし、
生後30日を過ぎると水分は低下し始めて、
高齢になれば60%を切る人も出てきます。
人の体の中には、
細胞内に封じ込められた細胞内液75%と、
残りの25%は血液やリンパ液といった、細胞の外にある細胞外液で構成されています。
高齢になれば、体内水分比率は60%と低下していきますが、
細胞外液は、30歳前後からあまり比率の変化が見られません。
ということは。
水分比率が低くなっていくのは、
細胞内液の75%が減り続けていくということです。
この細胞内液は、
海水によく似た、ミネラルバランスの取れた性質を持っています。
海水の様な水の状態ではなく、
「原形質」といって、ドロドロしたゼリー状の水になっています。
それぞれの細胞が活躍しやすいように、
ナトリウムやカリウム、
マグネシウムやカルシウム、
塩素やリン、
硫黄などのミネラル成分が、
一定のバランスを保つために、いつも吸収や排泄の調節も行っています。
日頃の体内活動を助けるためにも、
水分補給の意識は、夏でも冬でも持ち続けてください。
植物も動物も、
生物は形があり、「個体」のように見えますが、
実際は、ほとんどが水でできています。
イチゴ・キュウリ・ブロッコリー・トマトは90%、
リンゴは85%、
人間の骨も31%、
肺は83%の水分で出来ています。
今年の梅雨期はかなりの雨の量でした。
被災された地域の皆様におかれましては、
大変な思いで復興作業に当たられておらてると思います。
熱中症に十分ご注意してお過ごしください。
改めてお見舞い申し上げます。