液体としての「水」が存在する惑星である地球は、
奇跡の惑星ともいわれています。
太陽に近い順に、
水星・金星・地球・火星・木星・土星
と並ぶ中で、
地球は太陽から3番目の位置にあります。
太陽から2番目の金星では、
平均気温が500度にも達していて、
水があったとしても、水蒸気ですら存在できない環境です。
では、
太陽から4番目の火星はというと、
太陽から地球よりも遠いので、
惑星全体が冷えていて、
氷に覆われたままの環境です。
どちらの惑星も、
液体としての「水」は、
存在できる環境ではありません。
太陽と地球の距離感の環境が、
地球の五分の四を海水で占める惑星を作り上げています。
水の性質は、
0度で個体の氷になり、
100度で気体の蒸気になります。
水の性質は、
当たり前の平凡なものに見えますが、
宇宙全体から見ると、
地球だけが水を液体(水のまま)で蓄えられる環境を与えられていることは、
奇跡的なことです。
温度は、
零下273度を下限として、
上限は無限とされています。
太陽のコロナは、10万度にも達し、
量子学の分野や宇宙論では、
何千億度・何兆度といった超高温の世界も対象とされています。
それだけ大きな幅があるにもかかわらず、
「水」は、
一気圧の下で0度~100度の間でしか、
「水」としていられないのです。
水が水として、
宇宙の中の地球という惑星に存在していることは、
地球に住むわたしたちには、
当たり前としてとらえられています。
当たり前ととらえるか?
奇跡の恵み!ととらえるか?
人は、水無しに生きていくことができないこと
を考えれば、さらに「水」の有難さがわかるの
ではないでしょうか?