微量元素と超微量元素は、
人間の代謝機能や生理機能を、
正常に働かせるために必要な元素です。
 
「ドベネックの桶」
と言う概念がありますが、
皆さんはご存じですか?
 
木桶は、
何枚もの板を合わせて、
周りをタガという竹で締め付けられて作られています。
桶の板の長さが不揃いの桶に水を溜める場合、
どんなに水を入れても一番短い板のところまでしか水は溜まらず、
それ以上は溢れるだけ・・・
と言う考え方です。
 
このドベネックの桶はいろいろなことに応用できます。
食物中のアミノ酸のバランス、
脂肪酸のバランス、
ミネラルのバランスなどです。
 
栄養素はバランスよく摂取することで、
人体に上手く働くのであって。
どれかの栄養素が不足していたり、
また多すぎるのは良くないと理解できます。
 
この「ドベネックの桶」のストーリーは、
リービッヒの最小律を分かりやすく説明するものとして、知られています。
 
植物の成長を、桶の中に張られる水に見立て、
桶を作っている板を、養分・要因と見立ています。
これならば、
一枚の板のみがどれだけ長くとも、
一番短い部分から水は溢れ出し、
結局水嵩は一番短い板の高さまでとなってしまうという例えです。
 
塩素(Cl)「17」
塩素は、塩素ガスとして、
1774年にスウェーデンの科学者によって抽出されました。
 
生活用品の中では、
「まぜるな危険!」という注意書きの漂白剤が、
塩素を含むものとしてよく知られています。
 
塩化ナトリウムの「塩」、
ポリ塩化ビニルの「プラスチック」も、
塩素の化合物です。
(塩ビ管・梱包材・消しゴム・など)
 
塩素は、水道水の中にも入っていて身近な元素です。
 
桶