生体を構成する主要な4元素

(酸素、炭素、水素、窒素)

以外のものの総称で、

無機質とも言います。

代表的なものは、

カルシウム・リン・カリウム

などが有ります。

ミネラルは体内で合成できないため、

食物として摂る必要があります。

不足した場合は、

欠乏症やさまざまな不調が発生しますが、

摂りすぎた場合にも過剰症や中毒を起こすものがあります。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、

ナトリウム・カリウム・カルシウム

マグネシウム・リン を、

多量ミネラルとして、

鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素

セレン・クロム・モリブデン を、

微量ミネラルとして、

基準を設定しています。

ミネラルは、

互いに吸収や働きに影響をあたえ合うことがあるため、

バランスよく摂ることが求められます。

(最終更新日:2021年5月10日厚生労働省 eーヘルスネットより)

最近では分子栄養学などで人体を構成する元素として

31種類のミネラルが話題となっています。

生体を構成する分子の大部分は水です。

これ以外に、

タンパク質10-15%、

核酸2-7%、

糖質と脂質がそれぞれ2-3%含まれています。

 

人体の構成元素として

主要元素 主要元素

O (65%),C (18%),H (10%),N (3%) 

準主要元素

Ca (2%),P (1.1%),K (0.35%),S (0.25%)

Na (0.15%),Cl (0.15%),Mg (0.05%) 

微量元素

Fe( 0.004%),Cu (0.00015%),Mn (0.0003%)

Mo,I (0.00004%),Cr,Co,Se,Zn 

超微量元素

As(ヒ素),B(ホウ素),Br(臭素)

Cd(カドニウム),F(フッ素),Pb(鉛)

Li(リチウム),Ni(ニッケル),Si(ケイ素)

Sn(スズ),V(バナジウム), 

主な元素の生体内でのはたらき

水・有機化合物(タンパク質,脂質,糖質,核酸)の構成元素として 

炭素,酸素,水素,窒素,リン,硫黄

 

骨など、体を支持し堅さを保つはたらきをする元素として

カルシウム,リン,マグネシウム 

体液中でイオンとなり浸透圧や神経の活動電位を発生させる元素として

ナトリウム,カリウム,カルシウム

塩素,マグネシウム,リン,酸素,水素 

酵素の働きを助けたり、ホルモンの構成成分となる元素として

カルシウム,ヨウ素,鉄,銅,マンガン

マグネシウム,セレン,亜鉛,コバルト

クロム,フッ素,モリブデン

元素周期表