風邪をひいたと言えば、葛根湯を処方して。
頭が痛い・足が痛いと言っても、何でも葛根湯を出す医者の話が…
江戸時代の落語の「葛根湯医」です。
 
葛根湯は、
葛の根や、麻黄・生姜・芍薬・桂枝・甘草などの、
体を温める成分を中心に配合された漢方薬です。
 
体を温めることで、
風邪・気管支炎・肺炎・結膜炎・中耳炎・口内炎
蓄膿症・ハシカ・水痘・肩こり・五十肩・リウマチ
湿疹・蕁麻疹・高血圧・夜尿症…
などに効くとなれば、何でも葛根湯を処方しておけば間違いないと思えます。
 
葛根湯がもてはやされるのは、
「葛根湯」は体の内部を温める作用が強い漢方薬だからです。
 
「温める」事や、40度を越す高熱は、がん細胞を死滅させると言われたりもします。
 
高温の臓器「心臓・脾臓」は、がんにならないと言われます。
逆に、胃や大腸・子宮・卵巣・乳房などががんになりやすいのは、比較的温度が低い器官だからです。
 
36.5度の体温が、健康体でもっとも免疫力が旺盛になる体温です。
36度を下回ると、排泄機能や自律神経の能力が低下して、アレルギーも出やすくなります。
35度はがん細胞が一番好きで、がんにとっては快適な体温です。
低体温の方は、がん細胞に好まれる体になっています。
 
低体温の原因に冷房があります。
人の体はもともと暑さ寒さを調整する体のメカニズムを持っていますが。
エアコンで冷やしてしまえば、自分で体を冷やす能力は次第にサボり始めてしまい、サボっていることさえ忘れてしまいます。
 
また、
冬には「首」…
手首・足首・首・くびれ(胴回り)をしっかり防寒しましょう。
 
そして、
下半身も温めて、体の血液循環を良くしてあげましょう。
 
生野菜や、冷たいアイス・甘いスイーツや、添加物がいっぱいのスナック菓子も、生活習慣が引き起こす低体温の原因です。
 
葛の花