乳がんについて
 
1996年以後乳がんは女性のがん罹患率で第1位となっております。
 
現在、わが国では年間約86,500人が発症していると推定されています(2018年)
発症のピークは40歳台と、若い人にかかりやすいことも特徴です。
 
乳がんの生存率は診断時の病期によって大きく異なります。
早期に発見されれば5年生存率は90%ですが、
進行期の発見では10数%となってしまいます。
 
がん治療も進歩しておりますが、なんと言っても早期発見早期治療に勝るものはありません。
 
早期発見の第一段階は、自己検診をしていただくことです。
不審な点があれば医療機関を受診ください。
 
現在、厚生労働省の乳がん検診の指針にて、
乳房X線撮影(マンモグラフィー)を隔年で施行することが推奨されています。
 
これにより石灰化を伴った微小な癌が発見できる可能性があります
乳腺エコーを併用することによりさらに発見率が向上いたします。
 
特に、下記のような方は、積極的な検診をお勧めいたします。
 
①血縁関係に乳癌の方がいらっしゃる方
②異常な分泌物(血性)が出る方
③自己検診にて、しこりのある方
④標準体重の120%以上の方
⑤出産歴のない方、授乳経験のない方
⑥40歳以上の女性の方
⑦初産年齢30歳以上の方
⑧閉経年齢55歳以上の方
⑨長期間のホルモン補充療法を受けた方
 
 
親しくさせていただいているお医者さんが、直々に記事を書いてくださいました。
マンモグラフィー