砂糖の化学名は蔗糖(ショトウ)です。
蔗糖は、ブドウ糖が一分子と果糖一分子が結合したものです。
小腸内では、それぞれブドウ糖と果糖に分解されて吸収されます。
 
醗酵の作用により、
白砂糖(ショ糖)はバクテリアや常在菌のエサになり、
ブドウ糖と果糖になり、
バクテリアが炭酸ガスとエタノールを出します。
 
純粋な砂糖(ショ糖)である白砂糖は、
植物の成分を壊さずに、
その植物のエキス・酵素を引き出す力に優れています。
 
人の体の中では、
血糖値の正常値は血液1デシリットル中に100mgですが、
空腹時に少し激しい運動をすると、血糖値が60とか70の低血糖の状態になります。
 
御飯・パン・芋などのデンプンも、ブドウ糖の供給源です。
デンプンは、ブドウ糖がたくさんくっ付いた形をしていて、多糖体と呼ばれます。
 
腸内環境を整える働きがあるとされる食物繊維も多糖体です。
食物繊維の糖分は、体内で分解されずにそのまま腸内に行き、腸内細菌の餌となります。
腸内細菌の正常が下痢や便秘の予防になります。
 
ノーベル化学賞とノーベル平和賞を受賞した、
Dr.ライナス・ボーリング博士は、
「砂糖を食べると血中コレステロールが高くなる」
と言っていますが、
「血中コレステロール値を下げるには、
ビタミンCを十分に摂取すれば良い」
と説きました。
 
Dr.ライナス・ボーリングは、
一日に6g以上のビタミンCの摂取をアドバイスしています。
 
ビタミンB群とビタミンCを多めに摂取することを心掛ければ、
「砂糖の害」を心配する必要はないとも言っています。
 
小腸で吸収されたブドウ糖はエネルギー源になり、
その他には脂肪にも変化されます。
アルコールは、ブドウ糖が脂肪に変わるのを促進するといわれ、
「甘い物とお酒」の組み合わせは、砂糖が脂肪になりやすく太る原因です。
 
ビタミンC_果物