国連加盟国193ヶ国中で…
水道水を直接飲める国は、15か国だそうです。
 
国土交通省が発表している、世界で水道水が飲める国は、以下の国です。
 
【アイスランド】
人口がおよそ40万人で、人々の生活による水の汚染も少なく、広大な自然である火山や氷河に囲まれた島国であるため、良質な水道水は自然から採取された天然水がそのまま出てきます。
 
【フィンランド】
豊かな自然が魅力ある北欧の国フィンランドは、およそ18.8万個もの湖があるそうです。
その豊富な水源は、欧州の様々な国へ輸出されているそうです。
フィンランド国内各地の水道でも、その恩恵が受けられる軟水です。
 
【スウェーデン】
フィンランドと同じ北欧に位置するスウェーデンの水道水には、日本で感じるようなカルキ臭がないそうです。
大自然からの恵みである良質な地下水が豊富に流れているおかげで、質の良い水道水が確保できる様です。
 
【ドイツ】
国土全域で、水道水(硬水)を飲むことができるようです。
ドイツの水道水には、一定の基準があり…
ベルリンを例に取ると、
「赤ちゃんでも飲める水道水」
ということで、水源とされる一定区域を保護して汚染しないようにし、敢えて不必要な消毒や薬剤を添加をしないようにしているということです。
 
【オーストリア】
アルプスの恵みである”湧き水”が水道から出
るオーストリアの街には公共の水飲み場が数多
く設置されています
 
【アイルランド】
アイルランドは、石灰質の土壌であるため、水道からは硬質の水が出ます。
ただ、一部の地域では衛生面に多少不安があるので、水道水を直接飲まずに、沸かしたり浄水しています。
 
【スロベニア】
首都リュブリャナやマリボルなどの、都市部の水道水は飲むことができるようです。
しかし、農村部では、化学物質などによる汚染が心配されている様です。
 
【クロアチア】
水道水は飲むことは出来ますが、石灰分の多い硬水です。
 
【アラブ首長国連邦】
UAEでは、海水から飲み水を作っています。
建前上は、
「水道水は清潔で飲み水に適している」
となりますが、各建物に設置されている貯水槽の清掃が行き届いていない場合が多いそうです。
 
【南アフリカ】
南アフリカも、水道水を飲むことが出来ます。
安全な水を飲むことが出来るのは、主に都市部ですが…
その都市の中でも、水道設備の老朽化による汚染や、水漏れ貯水槽の杜撰な管理などの問題はあるようです。
 
【モザンビーク】
国土交通省は、水道水をそのまま飲んでも大丈夫と言っていますが…
外務省は、水道設備の管理能力が不十分で、配管や貯水槽の管理も不適切と指摘しています。
 
【レソト】
水道水は飲料水として利用可能ですが、
念のため煮沸したものを利用した方が良いそうです。
 
【オーストラリア】
水道水は飲むことができますが…
オーストラリアは国土の広い国ですので、地域により水質に差があります。
大雨の後などには、茶色っぽい水が水道から出ることもあるそうです。
 
【ニュージーランド】
都市部では、虫歯を防ぐ目的で、水道水にフッ素が添加されています。
水質も、地域により様々で、クライストチャーチなど山々からの恵みを受けられる地域は、とても水質に恵まれています。
 
【カナダ】
カナダの水道水は、ロッキー山脈にゆかりのある水源をもつ場所も多く、質の高い水道水が出るそうです。
水の硬さが「やや硬質」です。
一部の地域では、虫歯予防のためのフッ素を添加しています。
 
15か国のうち、北欧の水道水は安心して飲むことが可能なようです。
 
これ以外の国でも、水道水を飲んでいる国はあり…
アメリカやフランスでも水道水は安全性が高く、飲むことが出来ると言われています。
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