地球には、なぜ豊かな水があるのでしょうか?
例えば、海水のように膨大な量の水は、
どうして存在出来たのでしょうか?
 
地球の真水は、
大部分が雨や雪などによってもたらされています。
雨を降らせるのは雲です。
水蒸気が雲を作り雨となりますが、
その水蒸気の大部分は、海面から蒸発したものです。
 
普段私たちが使う水は、海からの恩恵によります。
地下水も、降った雨が地中に浸み込んだものです。
 
真水の中にも4種類にミネラルが入っていることも、
海水からの副産物と考えられます。
(ナトリウム・カルシウム・
マグネシウム・カリウムの4種類です)
 
では、海水はどこから来たのでしょうか?
地球物理学者のお話によると、
地球内部の溶岩が冷えて固まった…
との説を述べています。
 
海の水は、地球内部から染み出て来たものだそうです。
 
溶岩は、
重量にして最高10%の水を含むことができるそうです。
 
そこでまず、
大陸性地殻の総体積を調べて、
最初に地殻ができたとされる、
35億年前から時間で割り算すると
1年間で約2立方メートルの溶岩が噴出するだけで、
現在の大陸ができるそうです。
 
次に、
その溶岩にどれだけの水が含まれていたかを計算したそうです。
 
計算された、
35億年かけて染み出した水の総体積は、
現在の海洋の総体積の1.5倍にもなりました。
 
膨大に見える海の水も、
35億年かけて、ミネラルを含む地球の溶岩から染み出てきた水分なのです。
 
水の惑星