人体の主な器官と働き
消化器系・・・口腔・胃・小腸・大腸・肝臓・膵臓
:食物の消化、吸収
呼吸器系・・・肺臓器・血管・血液
:酸素・二酸化炭素の交換
循環器系・・・心臓・血管・リンパ管
:血液とリンパ液の循環
泌尿器系・・・腎臓・膀胱・尿道
:水と老廃物の排泄
生殖器系・・・生殖器・輸精管・輸卵管・子宮・睾丸
:種属保存のための生殖
内分泌系・・・脳下垂体・甲状腺・副腎・膵臓・性腺
:ホルモンの合成、分泌
神経系・・・・脳・延髄・脊髄・自律神経・体性神経
:刺激の伝達、調節
感覚器系・・・目・耳・鼻・舌・皮膚
:刺激の受容
筋骨格系・・・筋肉・骨格・関節
:体支持、運動、造血
生体の構成成分には次のようなものがあります。
脂質:
リン脂質や糖脂質は細胞膜を成分しています。
また、リポタンパク質も脂質を含みます。
糖質:
単糖類(D-グルコースなど)、二糖類、多糖類。
細胞壁や糖タンパク質の構成。デンプンは貯蔵栄養。
タンパク質:アミノ酸から成り立っています。
酵素は生命活動を支え細胞膜にもあります。
毛髪、腱、筋肉はタンパク質が主です。
核酸:遺伝情報を司ります。
この情報を基にタンパク質がつくられます。
その他:体液や細胞質の水にはいろいろな無機イオンが溶けています。
生体の構成:
個体発生の過程では、
1個の受精卵が細胞分裂と分化を繰り返して、
37兆2000億個もの細胞に達します。
(以前は 60兆個の細胞 と言っていました)
これらの細胞は集団を作って組織となり、
器官となって、
人体を構成しています。
それぞれの器官(臓器)は特有の働きをすることによって、
生命体の様々な働きを遂行しています。
肺の機能は、
酸素の取り込みと、二酸化炭素排出のガス交換。
肺胞数は6億もあるとされ、
表面積はおよそ60平方メートルにもなります。
血液循環のポンプとして働く心臓は、
1回に70 mlの血液を全身に送り出し、
1日約7000リットルの血液を循環させています。
このような生体構成や生体活動にも、
水分とミネラルは欠かせないものです。