身体を構成する分子の大部分は水です。
「水」以外は、タンパク質10~15%・核酸2~7%・
糖質と脂質は、それぞれ2~3%含まれています。
人体の構成元素には、次のような物が有ります。
主要元素
酸素O (65%)・炭素C (18%)・水素H (10%)・窒素N (3%)
準主要元素
カルシウムCa (2%)・リンP (1.1%)・カリウムK (0.35%)
硫黄S (0.25%)ナトリウムNa (0.15%)・塩素Cl (0.15%)
マグネシウムMg (0.05%)
微量元素
Fe (0.004%)・Cu (0.00015%)・Mn (0.0003%)
Mo (0.00002%)・I (0.00004%)
Cr・Co・Se・Zn
超微量元素
As・B・Br・Cd・F・Pb・Li・Ni・Si・Sn・V
上記の元素の生体内での働きはどうでしょう?
水・空気・光の中で生きている生物が必要な有機化合物
(タンパク質,脂質,糖質,核酸)
の構成元素が、
酸素・炭素・水素・窒素・リン・硫黄
骨などの体を支持し堅さを保つはたらきをする元素
カルシウム・リン・マグネシウム
体液中でイオンとなり、
浸透圧や神経の活動電位を発生させる元素
ナトリウム・カリウム・カルシウム・塩素・マグネシウム
リン・酸素・水素
酵素の働きを助けたり、ホルモンの構成成分となる元素
カルシウム・ヨウ素・鉄・銅・マンガン・マグネシウム
セレン・亜鉛・コバルト・クロム・フッ素・モリブデン
地球上の全ての生命体を構成する主な物質は、
「水」と「有機化合物」です。
生体内では水が溶媒として使われるので、
有機化合物の性質を考える時、
それらが水に溶けるかどうかがポイントになります。
生体物質の多くは水に溶けるますが、
髪の毛や皮膚のタンパク質のように、
水にも油にも溶けない物質もあります。
レシチンのように油にも水に溶ける物質は、
両親媒性といいます。
わたしたちは、「ミネラル」無しには生存しないのです。